125 / 267
第125話
どうして僕の服?
買って貰わなくてもまだ着れるし、服くらい自分のお金で買うのに...
そう思っていても服は次々と剥ぎ取られていく。
「まずはこれから」
そう言われて渡された服は、ネイビーのシャツとボーダーのTシャツ、くるぶしまでのズボンだった。アンクルパンツって言うらしい。
ショーウィンドウのマネキンも同じようものを着ていたから、たぶん流行っているのだろう。
「ん、タグが邪魔だなぁ」
「自分で着れるよ」
自分で着れるって言ったのに、聞いてないフリをしてTシャツを着せられ、シャツを羽織り、パンツを履かされた。
服を身にまとった僕をみて、満足そうに頷いていた。
「じゃあ次はこれね」
着たと思ったらすぐに脱がされ、また新しい服を渡される。
ともだちにシェアしよう!