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第138話
「...ん、」
「白雪、大丈夫?のぼせたんだね」
目を開けるとアリスが心配そうに顔を除きんでた。
手にはうちわが握られていて、それで仰いでくれていたのだろう。おデコには冷えピタも貼ってある。
あぁ...気を失ってしまったのか...
でも、そもそもお風呂でエッチするからこんな事に...
「もう、お風呂でエッチするの禁止...」
「いや無理でしょ。白雪の裸みたら興奮するに決まってる。無理」
真顔&即答で、とんでもない事を言われた。
無理、じゃなく止めてもらいたい。切実に。止めてもらわないとまた気を失う事になるし。
「僕の事が大事なんだったら止めて。それが無理なら別々でお風呂に入るしかないね」
「もちろん大事だよ!うぅ...別々はヤダ。我慢するけど、お風呂から出たら覚えといてよ」
了承してくれただけ有難い。
だがお風呂上がりの自分が心配になってきた。
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