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第184話

その後は、少し早い昼食を食べてまったりして、他の動物を見に行こうという事になって歩き出した訳だが。 完全にはぐれた。 これ迷子って言うんだよ... 18歳にもなって迷子とか笑えない... とりあえず僕もアリスを探してみる努力はしよう。 そう思い、アリスが歩いて行った方向へ歩き出した。 が、やっぱり人が多い。それに僕は背が小さいから見つけるのは大変だ。 「......っわ、ごめんなさい...!」 ぶつかってしまい、謝って顔を上げるとそこには金髪と赤髪の怖そうな男の人が立っていた。 うわ...背高いし怖い...... 「わっ、俺らこそごめん!前見てなかった。大丈夫?怪我とかしてない?」 「シンが前見てないから」 「はぁ!?俺のせい!?」 なんかよく分からないけど口喧嘩を始めてしまって、その原因は明らかに僕。 どうしよう... 「あの、これで仲直りしてください!」 「「え...?」」 咄嗟に僕が2人に渡したのは、さっきアリスに買ってもらったペンギンのぬいぐるみだった。

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