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第1話
煌びやかな繁華街の地下に店を構えるのは、僕が働くゲイ風俗『月夜の宴』だ。
ここは男性だけが入れる数少ないゲイ風俗の1店舗。
僕はそこで訳あって働いている。
辞めれるなら、今すぐにでも辞めてやりたいが
辞められない理由があるもので...
それに結構、居心地がいい事に気がついた。
それぞれに個室が用意されていて、お客様がくれば相手をするといった形だ。
最近では指名されることが多くなって、人気ランキング4位にまで上り詰めた。
お客様が来ない間は雑誌を読んだり、寝たり、テレビを見たり割と自由に過ごせているので特に文句はない...
...............
アイツが来るまでは...
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