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第41話
絶対僕があの目に弱いと分かっててやったな。
あんな目されたら誰だって敵わないだろう。
僕とは裏腹に、アリスは嬉しそうにメイド服を片手に喜んでいる。
はぁ...いつか着せられるんだろうなぁ...
「もう荷造り終わったんだよね?帰る?」
「あ、うん。行く」
荷物の入ったダンボールを車に積んで、アリスの家に向かった。
アリスの家は相変わらずそれほど大きい訳じゃないけど、落ち着ける空間だ。
空いていた部屋に荷物を置いた。ここが僕の部屋となるらしい。
風通しも日当たりもいいし、結構いい部屋なのでは...。
いいのかな、こんないい部屋使わせてもらって...
ジッとアリスを見ていると、目線で気づいたのか苦笑された。
「別にいいよ。俺ら2人しか居ないし、俺の部屋はもうあるから好きに使いなよ」
「うん、ありがとう」
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