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第44話
お昼ご飯を食べて、午後は2人でソファに座ってダラダラとテレビを見ていた。
と言っても、アリスは書類に目を通してハンコを押したり、時折うーん、と唸って考えている事が多かったのでダラダラしていたのは僕だけ。
それでもアリスは僕が退屈しないようにテレビに映る話題について話してくれる辺り好きだ。
そう思いながらアリスを見ていると、視線に気づかれてニヤニヤとしていた。
「なに?見惚れてた?俺かっこいい?」
「ん、好きだよ」
素直にそう言うと、アリスは顔を真っ赤にしていた。
それが新鮮で、何度も「好きだよ」と呟いていると、急に押し倒されて、キスされた。
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