73 / 267
第73話
玄関に入るなり、ドアに背中を押し付けて激しいキスをしてくるアリス。
シン...と静まり返った屋内でクチュクチュ、といやらしい水音が響く。
飲みきれない唾液が零れて、それを拭ってくれた指を舐める。
アリスの手は綺麗だ。
大きくて、細くて、骨ばっててカッコイイ手。
舐めながらうっとりしていると、クク、と笑われた。
「俺の指美味しい?」
「あっ...んッ...おいしっ」
「んんッ!!あんッ!だッめ...!」
いつの間にか履いていたスラックスを下ろされ、すでに勃っていた性器を緩く抜かれれば、鼻から抜けるような声が漏れる。
気持ちよすぎてダメだ...
もっとして欲しいけど、反射的に「ダメ」と言ってしまう。
だけどアリスは抜く手を止め、自身のモノを取り出した。
それはすでに反りたっていて、やっぱり大きい。
ともだちにシェアしよう!