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第73話

玄関に入るなり、ドアに背中を押し付けて激しいキスをしてくるアリス。 シン...と静まり返った屋内でクチュクチュ、といやらしい水音が響く。 飲みきれない唾液が零れて、それを拭ってくれた指を舐める。 アリスの手は綺麗だ。 大きくて、細くて、骨ばっててカッコイイ手。 舐めながらうっとりしていると、クク、と笑われた。 「俺の指美味しい?」 「あっ...んッ...おいしっ」 「んんッ!!あんッ!だッめ...!」 いつの間にか履いていたスラックスを下ろされ、すでに勃っていた性器を緩く抜かれれば、鼻から抜けるような声が漏れる。 気持ちよすぎてダメだ... もっとして欲しいけど、反射的に「ダメ」と言ってしまう。 だけどアリスは抜く手を止め、自身のモノを取り出した。 それはすでに反りたっていて、やっぱり大きい。

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