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第92話

「あの、僕何もしてないのに上がっていいんですか...」 「いいよ~御伽くん居ないと俺何も出来ないから、来てくれるだけで嬉しいんだよ」 「はぁ...、これからはもっと役に立ちますから!じゃあ、お疲れ様です!」 十分役に立ってくれてるのに... そう言って去っていく彼は俺の人生に必要不可欠な存在だ。彼が居ないと俺は何も出来ないというのは、あながち間違ってない。 今日だって、鼻血を出した俺を介抱してくれたし、割れた食器で手を切れば手当をしてくれ、発注ミスでスナック菓子が大量に届いたのに、俺を怒らなかった。 こんなにダメダメな俺を文句1つ言わずに面倒見てくれるのは君だけだよ。 これからもずっと俺の傍で支えていて欲しいなぁ。

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