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再出発-2-

「…うわっ!」 いちなりぶつかってきた人は背の高い若い男性だった しかも汗だくだ 長い間走ってたんだろうその人は僕とぶつかった拍子に倒れてしまった 「ちょっ…大丈夫ですか!?」 僕と留衣が声をかけるとその人は切羽詰まった顔で僕たちに助けを求めてきた 「た、助けてくれ!追われているんだ!」 「「…は?」」 呆然として留衣と顔を見合わしていると遠くから多くの怒鳴り声が聞こえてきた 「待てぇぇごらぁぁ!!」 複数の男たちが怒り狂った顔でこちらに向かって走ってくる 一体この人は何をしたんだ!? 「と、とりあえず逃げよう」 僕と留衣が走り出そうとすると彼が僕たちに叫んだ 「待て!置いていかないでくれ!もう走れないんだ!」 振り返ると地面にへたりこんでる 本当はこのまま置いていきたいが僕たちのせいでこの人がやられてしまうのは罪悪感がある しょうがない、助けよう 留衣と協力してその人を背負い、全力でその場から逃げた

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