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追試と学生服_2

「懐かしいなぁ」  目を細めて懐かしむ香椎の、その目尻にしわがある。  そこに手を伸ばせば、 「俺はおっさんになっちまったな」  とその手に大きな手が重ねられる。 「今も素敵です」  あの頃と変わらない、時に厳しくて時に優しく、そして包容力のある保健室の先生。 「ほんとう、お前はあの時と変わらず可愛いよ」  と、唇が触れた。 「香椎さん……」    歯列を撫で舌が絡む。 「はぁ」    身体が熱を持ち始め、腕をまわそうとしていた所で香椎が離れていく。 「え、あ」 「合格できたら、俺のを食わせてやるよ」  ソファーの背もたれに掛けてあった白衣を身に着け、眼鏡を掛ければ養護教諭の時の香椎の出来上がりだ。 「高校の時のお前と、俺みたいだろ?」  生徒だった頃、告白しても手に入れることが出来なかった。 「やぁ」  力が抜ける。  倒れそうになった所を香椎が腰に腕を回して支えてくれた。 「そんなに嬉しかったか」  頬に触れた手がゆっくりと肌を撫でながら下りていく。 「はい。あの時、先生の事、すごく欲しかった」    子供だから相手にしてもらえなかったけれど、香椎にすべて捧げても良いと思っていた。 「今は?」 「今も、です」  詰襟のフックとボタンが外され、シャツの上から撫でられる。  シャツの下は何も着ていないので乳首がくっきりと浮かび上がっている。 「ん、あっ」 「シャツ越しの、突起した乳首とか、けっこう、やべぇな」  シャツのまま口に含み吸い上げられる。 「ひゃぁっ」  べちょべちょに濡れて肌に貼りつき、それが余計にいやらしく感じる。 「香椎さん、脱がせて直接触ってください」 「色気がねぇから不合格」 「そんな」 「ほら、考えろよ……」  尻の窪みを指で強く押され、背がぴんと伸びる。 「服越しじゃ指がはいんねぇ、なぁ、蒼真」 「ん、や、いれて、香椎さんので中を犯してぇ」  首に腕を回してしがみ付く。 「素直で良いけど、それじゃ合格点はやれねぇよ? でも、少しだけご褒美をやろうかね」  ズボンのボタンを外しチャックを下ろす。  下着を身に着けていなかったので、まるで漏らしたかのようにズボンが濡れている。

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