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追試と学生服_4

◇…◆…◇  本当は、 「はい。あの時、先生の事、すごく欲しかった」  と頬を赤く染めて嬉しそうな顔を見せた時に、追試なんてどうでもよくなっていた。  あの時、蒼真の告白を受け入れていたら、きっと一途に自分を想い愛してくて、自分は蒼真の傍で愛おしみながら成長を見守り続ける、そんな時間を過ごせていただろう。  すこしでもあの時の蒼真を味わいたい。故に暫く付き合って貰う事にした。 「風呂、入ってくる。その間に追試で良い点が取れるように考えておけよ」  白濁で濡れた手をティッシュでふき取り、ベッドから立ち上がるが、 「待ってください。追試の前に補習授業をして欲しいです」  そう香椎の目を真っ直ぐ見つめてきた。 「はは、そうきたか」  我慢の限界がきたら香椎から言いだそうと思っていた。 「わかった。補習、な」 「はい」  ベッドに横になると、ズボンを脱がされる。香椎のモノは蒼真の濡れた姿に煽られて完全にたちあがっていた。 「たってますね」 「そりゃ、まだ枯れてねぇし」 「俺で、こうなってくれたんですか?」 「どうだろうな」  そうとぼけて見せれば、蒼真はムッとした顔をし香椎のペニスに食らいついた。  良い眺めだ。  肌蹴たシャツから見える濡れた身体。目元を赤く染めてペニスをしゃぶる姿は色っぽい。 「んふ」 「ん、うまくなったな」  付き合い始めの頃は拙く、ただくすぐったいだけだったが、今では香椎の身体を熱くさせる。  褒められた事が嬉しいのか目が笑う。 「はふ、香椎さんの、おいひいです」 「じゃぁ、俺のをこぼさず飲みきってみせろ」  喉の奥まで突っ込んで嘔吐くが、放ったものを懸命に飲み込んだ。  口の端から垂れそうになり、舌で唇を舐める。 「まぁ、良いだろう。今日の補習はおしまい。ほら、欲しかったんだろ?」 「はい」  嬉々として萎えたばかりのモノを手で扱いてたたせて跨る。  蒼真の後孔は簡単に膨張したペニスを飲み込んだ。  どれだけ嬉しいのか、恍惚とした表情を浮かべて香椎を見下ろしている。 「香椎さんの、熱い……」 「はっ、そういうお前ン中も熱いぞ」  好きな相手と繋がっているのだ。熱はあがる一方だ。  口角を上げ、繋がったまま体を起こして体制を逆転させる。足を掴み肩にのせて体重をかければ、その足が絡みつく。  口づけしあいながら腰を激しくうちつければ、互いに溶け合い程なくして欲を放ちあった。

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