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そこから始まった悶絶ムズムズ地獄。 後ろから何度も貫かれながら膨張先端を執拗にしごかれて。 だけど根元を強めに握られて射精に到着できない。 「も、もぉむりっ、久世さッ、しぬッ、しんじゃうッ」 「射精できなくて死んじゃうの……?」 過激律動に合わせて荒々しく揺れる野宮の腰。 栓が外れたみたいにシーツにだだ漏れな唾液。 肌に纏わりつくワイシャツの感触さえ刺激剤と化す。 「どんどんキツクなってる……」 「ん゛ーーーーー……ッッッッ」 「いっぱい溜めて、限界まで溜めて、思いっきりだそうか、野宮さん……?」 でる、でる、でる。 なんか変なのでる。 「むりむりむりむりッ……うぐぐッ……もれりゅッ、なんかでりゅッッ、なんかもれりゅッッ」 舌足らずと化して泣き喚く野宮に久世は見惚れた。 捕らえていた根元を解放するや否や。 両手で激しく激しく膨張先端をしごき立てた。 両手による先端攻めに、ペニスによる前立腺攻めに、限界を迎えた野宮は。 シーツに向けて潮汁をぶちまけた。 欲求のままに大量の無色透明な潮汁をブシャブシャと勢いよく噴き上げた。 最奥にまで突き立てられた久世のペニスを狂的に掻き抱いて。 「俺もいくね、野宮さん……ッ」 久世は欲求のままに締まる尻膣で絶頂した。 腸壁に容赦なく挟み込まれながら解放的な射精に至った。 「あ゛ッッッッ!!!!」 「ッ……ン……ッ……すごいね……搾り取られてる……」 「あ゛ッ……あ゛ッ……止まんなッ……まだなんか出りゅッ……」 「野宮さん、これね……潮噴き……はぁ……ッ」 「んあ゛……ッ久世サンのも、いっぱい、まだ出てッ……あ゛~~~……ッ」 翌朝。 朝一で野宮のシーツを洗ってベランダに干したのは久世だった。 「はい、どうぞ」 遅めの手作りブランチも提供。 「パスタもコーヒーも、うん、ウマ」 「昨日はちょっと無理させたね、ごめんね、野宮さん」 洗い立ての茶髪頭をこどもみたいに撫でられて野宮は照れた。 野宮宅のキッチンで手慣れた風に食事を作り終えた久世は向かい側で優しく笑う。 「来年、母と妹達に会ってくれる?」 「あー……俺も久世さんのこと家族に紹介すっから」 例年になく甘々な年末年始を過ごしそうなリーマン二人なのだった。

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