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ローター
「誠、今日俺の家来ねぇ?」
保健室での事があってから一週間ほどが経ったある日。
全てはこの一言から始まった。
成一が独り暮らしをしているマンションの一室につく。ドアを閉めるなりキスをされ、この前のように腰を抜かした俺を成一がベットまで運び込んだ。
「ん……せ、成一?」
がさがさと何かをあさる音が聞こえ、顔をあげる。
成一が手にしていたのはタマゴ型をしたピンク色の物体。
…ま、まさか
「…ん?あー。これ?ローター」
あ、ですよねー。
健全な男子高校生によからぬ期待をさせるには十分なインパクトがあるそれ。
俺の密かな期待も膨む。
俺も健全な男子高校生ですし…あれ以来キスだけしかされなくて、ちょっとムズムズしてるって言うか…寸止めされてる気分って言うか…
あの時の快感が忘れられずキスだけで半分立ち上がった俺のソレは、これからされる事を想像しピクリ反応した。
「んっ…ぁ……ふぅ、ん…は」
しつこい位のキスをされる。キスをしながら慣れた手つきでネクタイをとった成一は、そのネクタイで俺の両手を1つに縛った。
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