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第14話番外編3
会場もお開きになり俺は車を運転するため飲まなかった。
直哉を乗せ、駐車場を出る所で直哉の兄貴達が側に走って来た。
降りたと思ってたが2人は会場の外で俺達と皆の話しを聞いていたらしく俺に二人はよろしく頼むって頭を下げた。
直哉も兄貴達を抱き締め、ありがとうって・・・。
直哉は泣き疲れて眠ってしまった。
会場から1時間程して温泉宿に着いた。
個室の露天風呂付き、お風呂でイチャイチャしてベットでも直哉を嫌と言う程可愛がった。
直哉を抱き起こしてやっと二人でアルコールを飲んだ。
直哉に鞄を取って欲しいって言われ渡すと、これ以上無い位の笑顔で俺に小さい箱を渡す
「隼人・・・あの・・・これ、早いんだけどバレンタインチョコ。食べてくれる?」
小さな箱を渡された。
「ん?エッチョコ?・・・あたりまえだろ~直哉からのは俺だけのなんだから」
受け取り、一気にガブってんッ?すると何か歯に当たる??
丸い物?口から出すと指輪が出てきた。中にイニシャルと永久に生きて行こうって英文で・・・俺は涙が出てきた。
直哉をぎゅっと抱き締めた。
壮絶な出会いから一度は逃げた。でも直哉を心の中ではずっと気にしてた。
唯を残してくれた妻に感謝し、直哉が早まった事をしないでくれた事にも感謝した。
二人だけの本当に結びあった日になった。
翌朝、チェックアウトしてお土産を沢山買い唯の待つ家路に着いた。
唯の可愛い出迎えに親バカ二人は唯をぎゅっと抱き締める。唯は恥ずかしながら笑顔で
「なぁに~これ(#^.^#)直ちゃんもパパもどうしたの?」
二人で唯に俺・僕達の子になってくれてありがとう♪って・・・心から話した。
2月14日恋人達の大事な日に感謝してハッピーバレンタイン
《END》
作者の白鳥です。
文才がなくてすいませんf(^_^;
一度は完結した作品でした・・・が呼んで頂いてくれるのを知り急きょ、番外編を書きました。
他の作品同様に読んで頂けたら幸いです。
直哉と同じような境遇の親友からヒントを貰ったのですが・・・今は亡き親友でした。
せめて、作品の中ではハッピーエンドで・・・と願い書きました。
あらためてありがとうございました( ̄∇ ̄*)ゞ
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