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「お、すげー締まる」
腰を回しながら言われて、ただただ縋り付くしかない。揺さぶらまくって頭がぼんやりしてくる。
突然、彼の動きが止まった。
腹の奥が熱くなる。その瞬間は、あまりにも急にやってきた。
「おい、イッたの?」
そんな気がして静かに聞くと、スキンヘッドに汗の玉をくっつけてニヤリと笑っていた。
「いい思いさせてもらった」
息も整わないまま言う。俺も勝手にイッたからお互い様か。
「俺に惚れただろ?」
彼はしきりに俺に聞いてくる。
「会った時よりは好きかな」
曖昧に言うのが日本人のいいところということにしたかったが、彼はそうはさせてくれない。
「ダメだ、ちゃんと聞かせろ、イエスかノーかの二択た」
「ええー?」
「俺のものになるのか、ならないのかの二択だ」
「そんなに結論急ぐなよ」
外国人て賢者タイムないのかな?イッたあとの脱力感の中、適当にやり過ごすことに終始して、そのまま眠ってしまった。
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