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「待てって、もっとゆっくり……」 「悪いがもう余裕がないんだ、お前の中に出したい」 「はっ、中?」 フィニッシュをどうするかまで考えていなかった。大男の動きを止めるほどの力もなく、発揮できる体勢でもない。 もうここまできたら仕方ないか、出されもいい。 それが1人じゃなかった証拠になるのなら。 俺の言うことなんてもう耳にも入ってない。激しい腰の動きにも徐々に慣れてくると、彼のスピードを味わうことが出来た。 刺激が再び興奮に変わる。 (あ、もうヤバイ、本当無理だ) 思った瞬間に体が震えた。ケツが締まる。振り落とされないように、彼の首に縋り付いてイッた。 汗でドロドロになった体と、彼の腹にぶち撒けた俺の熱。賢者タイムを味わう間も無く、彼が呻いた。 「勝手にイきやがったな、今度は俺の番だ」 意地悪く笑ってる。イッたばっかで体が異常に敏感になってる。追い討ちをかけるように突き上げられる。 「ああっ!バカ、ぁ」 思いっきり日本語で喘いだ。敏感になりすぎてて泣きたくなってくる。

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