46 / 124

第42話

コンコンっ ガチャッ 七瀬『失礼します。』 和哉『おぉ!よく来たな…って顔色悪いぞ‥…?』 やっぱわかるよねー‥… 七瀬『お昼寝してて    起きだばかりだからですよ。』 和哉『会いたくて呼んだ。』 え、他に大事な用とかあった訳じゃないの? 七瀬『ここ無駄に広いんですよ?!』 和哉『すまなかったね‥…』 ガチャッ 柳『おぉ、久しぶりですね!』 わざとらしくニヤニヤしている。 七瀬『柳さん、会ったばっかり。』 柳『和哉さん、私が送ります。』 有無を言わせない雰囲気で、ドアまで背中を押される。 和哉『あ、あぁ…またな?』 かなり寂しそうにこちらを見る。 七瀬『ええ、また。』 ガチャッ 柳さんと二人で出る。 柳『体調、悪いでしょう。』  七瀬『そんなこと…』 全てを見透かしたような目で見られる。 柳『正直に。』 真剣な柳さん…   七瀬『は、はい…。』 柳『ハァ…ほら、薬差し上げます。』 どうして僕の薬を持ち歩いてるのか、疑問も持ったがお礼を言っておく。 七瀬『ありがとうございます。』 柳『はい、着きましたよ。       また、会いましょう。』 寮まで送ってもらい別れる。 七瀬『はい、また。』

ともだちにシェアしよう!