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第90話
教室に戻り、頬杖をついていると…
?『どうしたの、そんな顔して。』
話しかけてきたのは林道八尋だった。
七瀬『何が。ボーッとしてただけだよ。』
今は相手をしている気分じゃない。
放っておいて欲しいのだけれど…
八尋『…でもでも、いつも以上に無表情だよ。』
七瀬『そうみえるだけ。』
一人にはしてくれないみたい。
八尋『ぁ、七瀬は会長と踊るんでしょ?』
は、呼び捨てだし…その前になんで知ってるの。
七瀬『違うし。』
八尋『え、じゃあなにやるの??』
七瀬『…伴奏。』
八尋『…もしかして、顔が怖いのってそのことに関係してる?』
七瀬『明原さん…』
八尋『明原って、糞乱菊…のこと?』
七瀬『…え、知り合い…?』
八尋『…少しな』
そういう林道は苦い顔をしていた。
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