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第65話 マジ……キョウクウワ
埜
……
……
ぱ、
ぱな……い……
マジ半端ないくらい、中が可愛い……!
玄関で中に抱きしめられて「いってらっしゃい」なんて言われて一度死んで。
気が狂うくらい今幸せを噛み締めていた。
やっと俺を好きだと自覚してくれた。
しかも大好きだそうだ。
あーマジ今日食うわ。
学校行ってる場合じゃねぇ……!
学校はこういうときこそサボるべし!
本当はあの女子を、中のこと嫌いになるくらいボコボコに凹ませておいてから、じっくり中を頂く予定だったのに、こうも煽られたらそんな予定なんて吹っ飛んでしまった。
考えていた予定を狂わされイライラと怒りが沸き起こりこのアホで可愛い兄をイジメたくなってしまう。
あー無理、我慢とか無理。
昨日襲っておけばよかった!!と後悔するくらいイラつく!
ムカついてワザと煽ってみたら、大いに勘違いした中の本音を聞くことができた。
やっと聞くことができた中の気持ちと、どこから突っ込んでいいのかわからないくっだらない妄想が飛び出してきた。
よくもなぁそんな妄想を……これは一種の才能か?と感心してしまったくらいだ。
あーこれで俺と中、相思相愛。
……最高嬉しいんだけど!!
愛しい人を押し倒し、これからどうやって中を食べていこう……
そう思うとゾクゾクとした興奮が全身を駆け巡る。
中はというと、俺の気持ちはどうなんだみたいなこと聞いてきやがる。
今更か?あんなキスしたのにわからないってか?
シンプルに好きだと言えれば喜ぶんだろうけど、そんなセリフ……クソ……はずくて言えない。まぁ結果俺の気持ちは伝わったみたいだからよしとしよう。
まぁ俺は中を圧倒的に支配したいし、中は俺に支配されていればいい。
首輪して繋いでおきたいくらいだ。
涙目で顔を赤くしている兄の可愛いことと言ったらもう……俺の方が死ぬって!
実際余裕なんてない。
腕の中にいる中がマジ可愛くて可愛くてツラい……
触りたくて仕方がない。
捲れたTシャツから覗く白い肌に触れると、滑らかな手触りで、もっと触りたくなってしまう。
つか……
疑問に思うことが一つ……
……こいつちゃんと勃つんかな……
ムラムラしつつ全然そういうイメージが沸かないので、まずはそこを確認したいと中の股間に手を伸ばした。
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