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第7話

それから3人は適当にカラオケやらゲーセンやら何やらで遊んで暇を潰した。 それでもまだまだ時間はあるからどうしようかと話していると二階堂がこんな提案してきた。 「ねぇ家来る?こっからならオレん家近いし!!」 「マジ!!じゃ行く!!」 「そう言えば遠矢、なんか機嫌良くなさそうだけどどした?」 何となくイライラしている真木に二階堂が気になって質問してくる。 「別に……」 「そいうや生徒会長お前に何のようだったの?」 「……特に何もない」 篝の話しを振られた途端不機嫌になる真木に 二人は何か嫌なことがあったんだと察し ここでは深く聞いてくることはなかったが。 「まぁいいよ 家に行ったら聞くからさ」 意味深な笑みを浮かべる二階堂、 そして彼の家に行ったのだがその家が予想を超えていた。 「「デカっ!!」」 「ん~そう? まぁそれより入って入って!!」 外観から豪華で如何にも金持ちの家で中へ入ると期待を裏切らない広い玄関に長い廊下リビングも広くあまり生活感がなくてモデルルームのようだった。 「スゲーな」 「ま、両親も明日まで帰んないしゆっくりしてってよ」 そう言うと二階堂は冷蔵庫からなにやら缶をいっぱい持ってきた。 どうぞとテーブルに置かれた缶にはビールの文字。 「おまっ!!これどうしたんだよ」 「ん~秘密~」 二階堂は人差し指を口に当てそう返事をした。

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