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第22話

そのまま校内の倉庫に連れていかれた真木 「おーい連れてきたぜ こいつだろ?」 そこには真木を連れてきた不良の仲間が二人と 傍には誰かがしゃがみこんでいる よく見ると倒れている彼は見覚えのある人物 「蓮条……?」 そこにいるのは紛れもなく蓮条で 彼らに怪我させられたようで血を流し苦しそうに息をしていた 真木は慌てて蓮条の共へ駆け寄った 「蓮条、何で……」 「……遠…矢……」 「ほんと馬鹿だよな~そいつも あとなんだっけもう一人、君らとつるんでた子もさ~」 その彼らの言葉にピクリと反応した 真木らとつるんでいた……… 思い当たるのは一人しかいない 「まさ…か……二階堂……」 「そーだよ?お前らみたいに生意気な後輩に釘刺しとかないと」 もう十分だった 二階堂を襲ったような発言に怒りが込み上げてくる 「遠矢…駄目だ……早く逃げ――」 蓮条の言葉を遮るように先輩の一人が真木の頬をガシリと掴んだ それでも全く動じず真っ直ぐにそいつを睨むと 彼は苛ついた様子を見せる 「んだよその目はよ!! まぁいい、お前ツラだけは可愛いよな きーめた……… ヤッちゃおっか!!」 「おい、止めろ……」 蓮条が焦りながらそう言うが彼らは一切蓮条の言うことなど耳に入ってはいなかった

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