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第21話
次の日の朝、学校に行く前。
「真木準備できたか?
忘れ物は?ちゃんと持ったか?」
「大丈夫だって……ってあれ?」
「どうした?」
「携帯の充電が……」
どうやら充電器がちゃんとはまって無かったようで充電出来ていなかった。
「ちゃんと確認しなかったのか?」
「ん~俺昨日飯食って風呂入ってさっさと寝たから携帯すら見てなかった。」
「全くお前は……
そんな所も俺は好きだがな。
俺の嫁になれ!!」
「うん。無理!!」
最早日課になったこの会話……
軽くあしらいながら学校へ行き
教室に入るが蓮条も二階堂もいない。
連絡してみようと思ったが携帯の充電が切れていることを思い出した。
「ほんと俺馬鹿だ……」
結局二人とも来ないためつまらない。
だから授業をサボり携帯を充電できるところを探しに行こうと向かう途中誰かに声をかけられた。
「なぁお前遠矢真木だろ?」
「誰?」
見た感じ自分と同じ不良っぽい二人組。
「先輩に対してその態度かよ
腹立つな。」
「あっそ………」
真木の横暴な態度に眉をひそめる。
彼等を無視して行こうとしたのだが腕を掴まれた。
「おい何逃げようとしてんの?
逃がすわけねぇだろ」
「あ?」
そう言って無理矢理何処かへ連れていかれる。
断るのも面倒だしこれはこれで暇つぶしになると思い抵抗することなく着いていった。
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