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第18話(R15)
「んっ…ふ…ぁ」
熱い、身体が熱い。
この感覚は…
「しのぶ、さん…ごめんなさい」
「……っ」
「発情期になっちゃった…」
抑制剤を使いすぎれば少しのαとの接触で発情するって前に榊さん言ってたな…。
俺、紫薫さんの接吻に興奮して…?
うわわわだめだめ!!恥ずかしい!
「あのさ、結糸」
「は、はい」
凄味のある諭し方に思わず体が張る。
「俺、αなんだけど分かるよね?」
目がくらむ。
α独特の雄のフェロモンに身体が火照り、疼く。
余裕の無さそうな紫薫さんのすべてに感じてしまう。
「紫薫さん、抱いて…」
欲情に濡れた瞳で彼を欲した。
「結糸が強請ったんだよ」
紫薫さんの妖艶で艶のある声が脳内に響き渡る。
首筋に僅かにかかる吐息にさえ、彼を感じ、求めてしまう。
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