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プロローグ1

あの時…僕は一体どうしていたら正解だったのだろう? --------------------- 久しぶりに親友の(みつる)から連絡が来た。 大学を卒業してから、お互い仕事が忙しく中々会えないで居た。そんな親友からのお誘い…僕がずっと好きでいる彼からのだ、迷いはなく会いたいとすぐに返事をした。 約束の日仕事が押してしまい、足早に待ち合わせの駅へと急ぐ。 「おーい!こっち、こっち!!」 元気良く通る大きな声が響いた方へ視線を向ける。昔とちっとも変わっていない親友の姿がそこにあった。 「(みつる)、待たせてごめんな?」 「仕事だから仕方ないだろう?ほら、行こうぜ。」 親友の屈託のない表情を見ては、ぎこちない笑みを浮かべ返し、またズキズキと胸が痛んだ。 --------------------- 居酒屋に到着するや否や何故か落ち着きのない親友。何か大切な話でもあるのだろうか? 「(みつる)…何か心配事でもあるのかい?」 「えっ…いや?それよりさ!!(さく)は仕事順調か?何だっけ…パソコン関係だろう?」 「システムエンジニアな…まあ上司が厳しいけれど、やりがいのある仕事だと思うさ。」 「(さく)は自分がしたい仕事に就けたもんな…凄いぜ。」 ビールの入ったグラスを片手に、キラキラした表情を浮かべる親友。純粋そうな親友の様子に何故か苛立ちを覚えてしまった。 「(みつる)は?親の会社引き継ぐか悩んでたろう?」 そう嫌味ったらしい質問を投げかけては、苦いビールを飲み干した。 「…大学卒業してからすぐ親に反発して、違う会社で働いてたんだけどさ…。ほらやっぱり親も歳を取ってくる訳だろう?…何時迄も子どものままじゃ駄目だなって…それにさ、俺…。」 「…(みつる)?」 ピリッとした空気がじわじわと伝わってきた。 何故だろう…これ以上話を聞きたくなかった。 「(さく)、俺今度結婚すんだ…。幼馴染みだった彼女とさ。」 柔らかな優しい笑みを浮かべては、照れ臭そうに酒を飲んだ君。 「…結婚おめでとう、(みつる)。」 いつかこんな日が来る、そう覚悟していたはずなのに…。 「なっ…、泣くなよな?!そんなに嬉しいのかよ!!」 「だって…あんなダメダメなお前がっ…結婚すんだぞ?」 いつの間にか泣いていた。ずっとずっと好きな奴が違う人のものになる…。絶対に実るはずのない、頭の中ではわかっていたんだ。 ------------------ 今僕は親友として君を祝福出来ていますか?

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