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1:君との約束

僕がベロベロに酔っ払って二人に迷惑をかけたその日の帰り道…。 「あのっ…そこまでして貰わなくても大丈夫です。」 何故か地下へ連れて行かれ、目の前には長い長い真っ黒なリムジンが止まっている。 「君の家話を聞いてみるとここから遠いみたいだし…。」 「ヒロがこうなったらもう諦める事だな。」 親友に似た彼がやれやれと首を横に振りつつ、僕の背中をぐいぐい押してはリムジンに無理矢理乗せた。 こんな僕に優しくしてくれる二人の名前をまだ聞いてない!!リムジンの扉が閉まる前に聞かなきゃダメだ! 「待って!!二人の名前まだ聞いてないです!!御礼もしたい!!

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