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1:君との約束

「また遊びに来てくれたら教えてあげるよ!!」 クスクス悪戯っ子の様に笑みを浮かべながら、そっと一枚紙を手渡してくれた。 「…これは?」 「僕のプライベート番号。遊びに来たくなったら電話して?」 優しい声色が疲れ切った心に心地良くスッと入ってくる。 「ヒロのわがままに付き合ってくれ。…これ俺のLOOKのIDな。何か困った事があったら連絡してくれ。」 そう言うと僕の手にまた一つ紙が増えた。 二人の温かい気持ちに触れてゆっくりドアが閉じた。 僕を乗せた車が見えなくなるまで二人はずっと手を振り続けてくれた。 小さな約束一つ増えた日だった。

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