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今度は痛みもなくスムーズに入った指は、丹念に周りを探る様に動かされる。
「あっん‥‥‥はぁっ‥‥‥」
いったん指が抜かれて安堵するも、今度は指を増やされ圧迫感が増し、腰が疼いてしまう。
突然、一ヶ所を攻めたて始めたことで僕は一瞬、目の前が真っ白になる。
なにが起きたのか分からないほどの快感が全身を駆け巡り、自分でも驚くほどの絶頂感が襲いかかる。
僕のモノからドクドクと液体を吐き出し、震えていた。
「はぁっ、はぁ、なんで‥‥‥」
「前立腺って知らない? ここを弄られると堪らなく気持ちいいんだよ」
稔さんがうっとりとした顔で僕をみつめる。僕は荒い息を吐き出して、どうしようもない快感に浸ってしまう。
「そろそろ、いいかな」
そう言うと、稔さんが自分のベルトに手をかけている。
まさかと思っているうちに、僕の足を抱え込みゆっくりと自らのモノを当てがってくる。固い感触に、思わず体が強張ってしまう。
「玲くん。挿れるよ」
稔さんが甘い声で囁くと、ゆっくり腰を沈めてくる。
「はぁっ‥‥‥あっ、き、きつい」
僕の貧相なモノじゃあ到底敵わないような、大きさのモノを僕は飲み込んでいく。
ゆっくりと稔さんが腰を動かすたびに快感が背中を駆け上がり、どうしようもなく締め付けてしまう。
「くっ‥‥‥さすがにきついな」
稔さんも汗を額に流し、小さく呻いている。
中を穿たれ、グズグズに溶かされそうになりながら僕はただ、快感を貪るように稔さんに縋り付く。
「はぁっ、はぁ、玲くん‥‥‥もうイきそうだよ」
稔さんの綺麗な顔が苦痛に歪んでいた。このまま出されちゃったら、どうなってしまうのだろう。分からないけど拒否できないほど、僕は溺れてしまっていた。
「玲くん。愛してる」
稔さんが諭すように呟くと、腰の動きが激しさを増す。
その度に僕は卑猥な声を上げて、狂ったように涙を零した。
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