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兄弟どっちも離れ離れ!?やっぱり俺達は禁断の兄弟関係だから-4
兄が第一志望に掲げる大学を初めて聞かされて家を出ていくんだと弟がショックを受けた、あの夜。
「……トモ、あの、おれさ」
「星哉? お前泣いてる?」
「っ……泣いて、な……っ……ううう……ぐすっ……ううううう……っ」
「星哉」
「い……行かないで、トモぉ……」
「……」
「トモ、頭いーから、絶対受かる……このウチからいなくなる……そんなの、おれ、やだ……」
「……」
「おれぇ……応援できそうになぃ……トモには簡単かもだけど、おれは、トモとのコト、何もなかったコトになんかできなぃ……っ」
「……」
「トモ兄ぃ……行っちゃやだ……おれのこと置いてかないで……」
「お前が勝手に思ってること、勘違いだから、それ」
「あのときの星哉やばいくらいかわいかった」
真っ昼間にしてネイビー色のカーテンがぴったり閉められたワンルーム。
同系色の肌布団はラグが敷かれた床に放り投げられ、二人分の服も脱ぎ散らかされて。
ベッドの上には真っ裸の年子兄弟が二人。
「あれこそ永久保存にすべきだったよなー……」
「うっ、うっ、うっ……痛ぃぃ……」
弟アナルに突き立てられた兄ペニス。
受験勉強はもちろん、合格後は新居のリサーチやら引っ越しの準備で忙しく、智章に長いこと放置されていた星哉のソコは前以上にキツくなっていた。
「も、ちょっと……ゆっくりぃ……いきなし、奥まで、くんな、ぁ……っ」
「また泣くかと思ったんだけどなー……」
「っ……は……?」
クッションに後頭部を沈めて半泣きでいた星哉は眉間の皺をさらに一つ増やした。
シーツに両手を突き、キツくなったナカの居心地に自然と息を上擦らせて、智章はぞんざいに笑った。
「案外、俺に彼女いても平気だったとか?」
口元は笑っているが目は笑っていない兄に弟は身を竦ませる。
よって兄ペニスをよりぎゅぅぎゅぅ締めつけた。
「んっ……すっご……もってかれそ……」
「っ……だ、だって……兄弟だし……おれとトモ……」
「そ……切っても切れないキョーダイカンケー……ずーーーーっと続くんだよ……おれと星哉の仲は……さ」
上体を倒した智章は完全に星哉に覆いかぶさるとヒクつく唇にキスした。
それなりに経験を積んだ兄の舌が、兄にしか免疫のない初心な弟の舌に絡みついてくる。
柔らかな微熱にいつしかお互い夢中になった。
絶え間なくクチュクチュ、はしたない音を立て、唾液を捏ね合って、飽きずにクチュクチュ、息継ぎも忘れてクチュクチュ、クチュクチュ……。
「ぷはっっ……トモに、ぃ……」
息ができずに、久し振りの兄弟濃密スキンシップによる興奮で朦朧としていた頭にさらに熱が回って、とろんとした眼差しの星哉は舌足らずに兄を呼んだ。
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