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悲しみの戦場

俺の名は、鈴森 葉月、陸上自衛隊員。今、米軍との戦争の真っ最中。  少し前の物陰し隠れていた同期の相田 晶馬が、様子を伺うためか少し頭を出した瞬間。眉間から血潮を吹きながら倒れた。「相田!」と、叫びたかった声を押し殺し、戦いに目を向けた。 「相田の為にも、勝って生き残るんだ」 そう心に誓い。相田の返り血を拭い、引き金を引いた。

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