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第18話 君は誰? Side心翔
俺は優ちゃんの右頬に優しく触れたがまだ涙で頬が濡れていた。
もうダメだ。
俺、優ちゃんを手離したくない。
ずっとずっと傍にいて欲しい。
「優ちゃん。俺と付き合って・・・。好きなんだ。」
優ちゃんは何を言われてるか分からないと言った表情をしている。
俺の想いを今、優ちゃんに芽生えた気持ちを伝えなきゃいけない。
「俺、どうして入学式の日から優ちゃんの事が気になってたんだろって思ってた。今日触れてわかったんだ。優ちゃんに触れると身体中が熱くなる。ドキドキする。ずっと優ちゃんに触れていたくなる。」
今まで無視されても優ちゃんに話しかけていたのかそれは俺が優ちゃんが好きだったからだ。
桜の花びらが舞い散るあの日微笑んだ優ちゃんに恋をしたんだ。
「分かってる。男が男を好きになるなんておかしいって、でも・・・俺・・・優ちゃんしか考えられない。頭の中、優ちゃんでいっぱいになるんだ。」
今の俺は優ちゃんの事しか考えれない。
きっとこれから先もだ。
「俺は絶対に優ちゃんから離れないよ。信じて欲しい。」
信じてくれ優ちゃん。
でも優ちゃんからの反応がない。
ダメなのかな?
俺は本当に優ちゃんと離れたくない。
胸が苦しい。
優ちゃんずっと傍にいて欲しい。
俺の隣で笑っていて欲しい。
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