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第17話 君は誰? Side心翔
俺は優ちゃんに軽いキスを何回もした。
壊れ物にでも触れているかの様に優しくキスをする。
俺、マジにヤバイ。
優ちゃんから唇離せない。
このまま押し倒してしまいそうになる。
「ウゥ〜ッ。くぅ・・はぁ・・・お・・んっ・・・。」
可愛く潤んだ瞳で俺を呼ぶ優ちゃんはちょっとだけエロく思える。
ダメだこれ以上したら優ちゃんを啼かせてしまいたい衝動にかられる。
女の子と付き合ってそれなりにも経験はあるが此処まで気持ちが高ぶったことはない。
「優ちゃん。そんな、顔してたらまたチュウしちゃうよ。」
俺は、意地悪く笑い優ちゃんを試す様に言った。
嫌だと言っている優ちゃんだったが顔は赤く潤んだ瞳で俺を見つめる。
そんな顔されたら嫌だと言ってるように見えないんだよ優ちゃん。
優ちゃんに触れてキスをして目の前で目を潤ませて俺を見つめる赤い顔をした優ちゃん。
そんな顔を見たらもう俺の抑えていた気持ちは止めれなかった。
嫌だったら抵抗してくれじゃなきゃ俺はもう止まる事が出来ない。
今度は深い深い舌を絡めるキスを優ちゃんにした。
「うぅ〜ッ!」
優ちゃんは苦しいのか俺の背中をキツく叩いてきた。
叩かれて我に返って優ちゃんを見ると泣いている。
俺はなんて事をしたんだ。
「優ちゃん・・・。ごめん。泣かせるつもりなかった。」
そう言って優ちゃんの頬に伝う涙に口付けをした。
自分の感情を押しつけて泣かせてしまった。
優ちゃん、ごめん。
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