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第10話 お付き合い?
心翔に深い深いキスをされる。
苦しい・・・息が・・・・・・。
涙が頬を伝う。
俺は我慢の限界がきて心翔の背中を叩くも離れてくれる気配がない。
「うぅ〜ッッ・・・。」
苦しくて声を出した俺に気づきようやく唇を離してくれた。
「ハァハァ・・・ゲホッ・・・。」
「優ちゃん?大丈夫?息しないと苦しいだろう?」
「イッ・・・ゲホッ。どうするの?」
心翔は俺の背中をトントンと優しく叩いてくれる。
「前も・・・。思ったんだけどキスをするの初めて?」
「女の子と付き合った事が・・・ゲホッ。無いから・・・心翔が初めてだから・・・。」
俺の背中を優しく叩いていた心翔の手が止まった。
「なんだよ。経験無いと駄目なの・・・・ウッ・・。」
反則だぞ!
どうして話してる途中でキスしてくんだぁ〜!!
「ゆぅ・・・優ちゃん。鼻で息して・・・。」
「うぅ〜ッッ。」
鼻で息?
あっ・・・。
恥ずかしすぎる。
でもそんな思いはスグに消え去った。
舌を絡め何度も何度も角度を変えてずっと離れたくないと思うくらい心地いい心翔のキス。
ずっと心翔に触れていたい。
心翔が好きという気持ちが溢れてくる。
抑えられない。
俺は心翔の首に手をまわして深い深いキスを自分から求めていた。
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