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第2話 ヤキモチ?

今はお昼休み。 「冬空くん。心翔はどこ行ったの?」 「えっ?知らない」 「譲くん。茜ちゃんは知らない?」 2人は無言で首を左右に振る。 俺は弁当箱の袋を手にぶら下げトボトボと自分の席に戻った。 ちぇっ・・・また告白かよ。 つまんない!つまんない・・・。 テンション下がり気味な僕。 お姫様抱っこした姿の心翔に女の子はさらに惚れてしまい彼女居るらしいけど関係無いよねみたいな感じで次から次へと告白されて1カ月が経ちます。 心翔は、僕のなのに・・・・。 心翔まだかなぁ〜。 一緒にお弁当食べたいのに・・・・。 お昼休み終わっちゃうよ。 自分の机の上に開けないままお弁当を置いてボンヤリと窓の外を眺めていた。 冬空くんが机の端をコンコンと叩いて来て心配そうな顔をしている。 「優月くん。お弁当食べないの?」 「えっ?あぁ〜。あまり食欲なくて・・・」 お腹は空いているがご飯が喉を通らないかもしれない。 食べたら気分悪くなるかもしれない。 「優月くんが倒れたら心翔心配するんじゃないかな?」 「うん。」 冬空くんが僕の頭を軽くポンポンとしてくれた。 これが冬空くんじゃなくて心翔だったらなぁ〜。 このモヤモヤ無くなるのに・・・。

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