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第11話 夏休み 2日目

心翔に見つめられて触れられると身体が動かなくなり僕の中がジンジンと熱を持ち出す。 「うぅん・・・」 「優ちゃん・・・可愛い」 可愛いと、言われれば僕の頭の中は心翔の事でいっぱいになる。 「心翔・・・・・僕・・・ずっと傍にいたい」 心翔の顔が近づいてきて唇に暖かな物が触れると温もりを感じる。 僕を壊れ物に触れているかのような暖かく大きな心翔の手。 心翔の全てが愛おしくて、きっと僕はもう心翔に溺れている。 あの日病室で心翔の優しさに触れた時から僕の全ては心翔になったんだ。 心翔が僕の右手首の内側に唇を当てて上目遣いで僕を見てくる。 その眼差しに僕はゾクッとする。 それはまるで野生の動物が獲物を狙っている時の様にギラギラとしていた。 「優ちゃんは俺のだ。何があろうと手放したりしない」 そう言うと右手首の内側に噛み付く様に唇を這わしてくる。 僕はそれにさえ感じてしまい身体をビクッとさせた。 「優ちゃんはずっと俺だけで感じてろよ」 「はぁうっ・・・心翔だけ・・・・・感じてたい」 「もっと啼かせてやる」 心翔は僕の右手の人差指と中指を口に咥え舌でピチャピチャ音を立て舐めまわしたりしている。 僕はそれを見て僕自身を舐められているみたいで少しずつ僕自身が硬くなり始めて来るのを感じていた。 すると心翔は僕の口の中に同じ様に指を挿れて来た。 僕は心翔の指を心翔自身だと思いながらピチャピチャと音を立てしゃぶりついた。 互いの口からはピチャピチャと卑猥な音が漏れて聞こえてくる。

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