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第8話 文化祭 Side直

「西山先輩。大丈夫ですか?」 僕は背中に手を回してトントンとリズム良く叩いてみた。 「ぷっ・・・ごめん」 西山先輩が吹き出して笑いを堪えている。 あれ? 僕は何か変な事をしてしまったのだろうか? 「名前、教えてよ。ゆづくんの友達だろ?」 「はい。僕は竹田直です」 「じゃあ、直・・・・。お願いがあるんだ」 お願い? 抱き締められているだけで鼻血が出てきそうなのにお願いってヤバイよ。 それに直って言ったよ。 「お・・・おね・・・お願いします」 「えっ?まだ何も言ってないよ」 「あの・・・。ですよね。あははは・・・はぁ〜っ」 こんなんだから皆んなから変な目で見られたりするんだよ。 「嫌だったら断ってくれていいからね。さっき媚薬を打たれたみたいで良かったら下に入れて欲しいんだ」 「媚薬?」 媚薬と西山先輩に舌を入れるのはどんな関係があるのかな? 「舌を入れたらいいんですか?」 「うん。下にいれてくれるかな?」 「分かりました。舌を入れます」 僕はさっき西山先輩とキスしたからオヤジみたいに舌を入れたらいいんだよな。 よし! 頑張るよ西山先輩。 僕は西山先輩の顔を掴むと自分の唇を西山先輩の唇に押し当てて舌を口の中に入れた。 これで良いのかな?

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