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第17話 文化祭 Side直

僕の中で心輝自身が大きくて硬くなるのが分かった。 「直・・・・・」 僕の名前を呼ぶと僕の中に心輝は白濁した欲を大量に吐き出していた。 そして僕も吐き出されてイッてしまった。 「し・・・心輝。好き・・・・・」 僕は意識が朦朧として思った事を言っていた。 「直。好きだよ」 心輝は優しく僕を抱きしめると瞼にキスを落としてくれた。 僕は心輝と1つになれたんだ。 嬉しいけどなんだか恥ずかしい感情が溢れ出てくる。 僕は両手で顔を覆うとそれを退けるかのように腕を心輝に掴まれた。 「顔見れないだろ?」 「いやぁ・・・恥ずかしいから見ないで心輝」 「今日は許してやる。次はちゃんと化粧していない顔見せろよ?」 そうだった僕はメイドさんの格好をしていたんだった。 お化粧無しの僕は普通より以下になるから心輝は僕を嫌いになるかも知れない。 「心輝は・・・素顔の僕を見たら嫌いになると思う」 両手は離してもらっていたから僕はまた両手で顔を隠そうとした。 「俺は直の優しくて強い心に惹かれたんだ。それに・・・・・泣いてたから化粧が凄いことになってるんだけどな・・・・・」 「へっ?」 「泣かせてごめんな・・・・・直」 心輝は僕の肩にキスをしてくれた。 本当に優しい心輝。 こんな僕を好きだと言ってくれて暖かい腕で包んでくれる。 僕は心輝に何が出来るかな? まずは僕の素顔を見てもらってからだよね。 僕の顔は今どうなっているんだろう? この後、茜ちゃんに激怒されたのは言うまでも無い。 そして一緒に心輝もお説教されてしまった。 ごめんね心輝。 そして好きになってくれてありがとう。

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