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第10話 忘れてた誕生日 Side直

僕は部屋に入ると直ぐにはベッドには行かずにソファへ座った。 どの部屋も造りとか家具は似ているみたい。 聖先生が言うにはお父様が夏以降に2階の部屋にあるベッドを全てダブルベッドにして家具を色々買い替えをしたと話していたのを思い出していた。 「寝ないと明日が辛いぞ直」 僕の座ってる目の前に心輝が立って見降ろしていた。 「あっ、うん。この紅茶を飲んだからベッドに行くよ」 「分かった。俺は先に寝るからおやすみ」 「うん。おやすみなさい」 僕は買ってきていたペットボトルのミルクティーを一口飲んでテーブルに置くとベッドに潜り込んだ。 心輝は寝ちゃったのかな? 横に寝ている心輝を見る。 僕がベッドに潜り込んでも動かなかったからきっと疲れて寝ちゃったんだよね。 「心輝・・・好き」 僕は呟いて指で心輝の唇に触れようとしたらその手をグッと握られた。 「うわっ・・・し・・・心輝・・おき・・・起きて・・・・ううっ・・・・・はあっ・・・・・やぁ・・・・・」 僕は慌てて腕を引こうとすると心輝に引っ張られて目の前に顔が近づいて来るとそのまま唇を重ねられてた。 何度も角度を変えながら舌を絡めてくる心輝。 逃げようと抵抗していたが頭の中が真っ白になってしまい身体の力も抜けて心輝の舌に応えるように僕も舌を絡めていた。

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