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第9話 忘れてた誕生日 Side直
下に降りて僕が焼いたアップルパイを食べてから明日のパーティーの準備を始めました。
それにしても見事に大きいモミの木です。
こんな大きいクリスマスツリーは海外ドラマとか映画でしか見た事がありません。
おばあちゃんが亡くなった時に本当に1人になってしまったと落ち込みました。
お兄ちゃんは居たけど海外赴任で日本にはいつ戻れるかわからないという話だった。
僕はお爺ちゃんとおばあちゃんが残してくれた家を手放す事が出来なくてお兄ちゃんに無理を言って1人暮らしをしていた。
心輝や優月君達に会わなければ今頃は1人寂しく毎日を過ごしていたんだなと思うとみんなに会えた事が奇跡に思えてきます。
心輝と両想いなんて本当に奇跡です。
僕がクリスマスツリーを見ていたら久遠君が心輝と話して小さいクリスマスツリーをプレゼントしてくれると言いました。
あまりにも僕が欲しそうにしていたからだと思います。
晩御飯の後は順番にお風呂に入りテレビを見てマッタリとしていたんだけど日付が変わるので寝る事にしました。
部屋に心輝と2人っきりになるという事ですがドキドキして僕は寝れるのか心配です。
それにダブルベッドです。
シングルが2つなら寝れていたかも知れないけれどダブルベッドは距離が近いのでドキドキして寝れないかもしれない。
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