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第18話 忘れてた誕生日 Side直
気付いたら心輝が僕を見下ろしていました。
そっか僕はベッドへ寝かせられていてるんだ。
心輝自身が蕾の入り口あたりでゆっくりと動いている。
ずっと強い刺激を与えられていたから弱い刺激だと少し物足りないと思ってしまう僕がいます。
物足りないと思っている僕がいる事に気がついて恥ずかしくなり手で顔を覆ってしまいました。
「直?」
「見ないで・・・・・こんな僕・・・」
こんなやらしく乱れていた僕を見ないで欲しい。
もっと感じたいと思っている僕を見て欲しくない。
心輝は僕の手の甲に優しくキスをしてくれました。
「直、感じてるのが恥ずかしかった?」
どうして心輝には僕が思っている事が分かるんでしょうか?
「はず・・・かしい・・・・僕・」
「恥ずかしがらないで俺で感じてる直が見たい。ダメ?」
心輝はやらしく乱れてる僕を見たいの?
僕は指の隙間から心輝を覗いてみると凄く切なそうな顔をしていました。
僕はこんな顔をした心輝を見た事がないか気がします。
どうして切ない顔をしているのかな?
僕が拒絶している様に思えてしまうのかな?
「心輝・・・そんな顔しないで・・・・・・」
覆っていた手を退けると僕は心輝の頬に手を添えてニッコリと笑った。
恥ずかしいけど心輝になら乱れてる僕を見せても良いと思えました。
さっきまで自覚は無かったのですが良く考えると乱れるより恥ずかしい行動をしていたのです。
だから僕は決めました。
エロすぎて嫌われるかも知れないけど心輝が与えてくれる快楽に身を委ねます。
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