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第4話 初詣 Side心翔
俺はパンダを心輝に渡して優ちゃんを立たせて帰ろうとしたが心輝と竹田が言い合いになってしまった所に会いたく無い奴が登場した。
優ちゃんはさっきの事を心配させないように藤咲と会話をしている。
しばらく話をすると藤咲達は人混みに消えていった。
優ちゃんをこのまま家に帰せないから俺の家に連れて帰る事にした。
いつも通りにしようとしているが様子がおかしいのは確かだった。
握っている手が震えている。
不意に優ちゃんが俺の手を放すとパンダを抱きかかえていた。
怖いくせに心輝に気を使ってパンダを返してもらったんだと分かる。
俺は優ちゃんからパンダを取り上げると片腕に抱えて空いている手で優ちゃんの手を取り歩き出した。
勝手に手を放したお仕置きはしないとと言うと優ちゃんは少し身体を強張らせた。
怖がらせるつもりはなかったがごめん優ちゃん。
俺は安心させようとパンダに隠れて優ちゃんに軽くキスをした。
優ちゃんは人に見られたらと気にして顔を真っ赤にしているが俺はパンダで隠してるから大丈夫だと言ってもう一度唇を重ねる。
心輝達に見られているのは知っていたがな気にはしない。
震えていた優ちゃんだったけど安心したのか止まっている。
優ちゃんから笑顔を奪う奴はどんな奴でも許しはしない。
決して許さない。
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