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第11話 初詣 Side心翔
俺の腕に額を擦り付けてくる優ちゃんはまるで仔犬の様。
ダメだ。
俺の負けです。
優ちゃんをギュッと抱きしめると優ちゃんも俺の背中に腕を回してきて抱きしめ返してくる。
「俺の負けだ」
「心翔、大好きだよ」
「俺もだよ。怖くないか?」
優ちゃんが怖いなら本当にこのまま寝るつもりでいる。
でも優ちゃんは首を横に振った。
「怖くないよ。心翔だから怖くなんかないよ」
俺はその言葉に優ちゃんに唇を重ねた。
「ふうっ・・・まな・・・・ううっ・・・・・・」
俺の腕を握りしめて応えようと一生懸命に舌を絡めてくる優ちゃん。
俺自身は既にガチガチになってしまっている。
それは優ちゃんもだった。
優ちゃんは俺自身に優ちゃん自身を擦り付けてきている。
多分、無意識なんだろうと分かる。
優ちゃんから腰を擦り付けてくる事が無いからだ。
俺は優ちゃんの腰をガッチリと掴むと俺自身が優ちゃん自身に擦れる様に強く腰を動かした。
グリグリと当たる互いの硬くなったそこは今にも弾けそうなくらいにガチガチになっている。
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