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第10話 初詣 Side心翔

ゆっくりと唇を重ねて舌を絡め取ると優ちゃんからは甘い声が少しずつ漏れてくる。 けれどそれ以上はしない。 「1人で出来ないみたいだしまだ起きるのには早いから寝ようか優ちゃん」 「あっ・・・うん」 息が荒くて火照っている身体の熱を必死に抑えようとしているのが可愛い。 俺は向かい合わせに抱きしめて目を閉じた。 優ちゃんは寝れないのか少し動いているのが目をつぶっていても伝わってくる。 それにさっきから俺の太腿辺りに完全に硬くなっている優ちゃん自身が当たっているのだ。 「心翔・・・・・」 切なそうに優ちゃんら俺の名前を呼ぶけど寝たふりをしてみる。 優ちゃんはどうするのか知りたかった。 「心翔、寝ちゃったの?」 俺の腕を握りしめて聞いてくるけど寝たふりをし続けた。 甘えた声で寝たのか聞いてくるから目を開けて抱きしめたくなってしまう。

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