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第20話 バレンタイン

そんなに激しくされたらイッちゃうよ。 声も・・・声も抑えきれない。 口は手で押さえているけれど気を抜けば声が漏れてしまいそうになる。 早く、居なくなってよ! そう思った時に僕自身から心翔が口を離した。 もしかして止めてくれる? と、思ったが腕を引っ張られて無理矢理立たされるとドアの方に向かされ下着ごとズボンを下された。 「もっと感じたいだろう?」 「ひぃっ!うぅっ・・・・・・」 心翔が耳元で囁いたかと思うとしゃがみ込んで僕の蕾を舌で解かす様に舐めてくる。 その感覚に僕はビックリして声を出してしまい慌てて口を手で塞いだ。 ガタンッ! どうしよう・・・バレた? 息を殺して与えられる快楽に負けそうになりながら声を抑えていると隣に入った人は手を洗い出て行った。 「残念。声を聴かせれなかったね」 「やあっ・・・・心翔・・・もう・・・・ううん」 人が居なくなったという気の緩みで僕は心翔に無意識に心翔自身が欲しいとおねだりをしようとして我に返った。

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