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第22話 バレンタイン
僕はこんなにも感じてしまうんだ。
心翔にされると僕は我慢できなくてでも素直に欲しいとか言えなくて・・・。
「ひくっ・・・うぅっ・・・」
気付いたら目から涙が溢れ零れ落ち声を出して泣いてしまっていた。
「優ちゃん。ごめん・・・・・怖かった?泣かすつもりはなかった」
「こわ・・・いんじゃない・・・・・・」
「抜くから動かないで優ちゃん?」
いつも素直に言えないから変わらないとずっと僕はこのままだよ。
僕は抜こうとした心翔の腕を掴んでうつむき聞こえないくらいの声で気持ちを伝えたんだ。
「いやぁ・・・抜かないで・・・・もっとして・・・・心翔」
そんな小さな声でも心翔は気づいてくれて優しく後ろから抱きしめてくれた。
「抜かない。優ちゃんがして欲しいなら何でもしてやる」
「心翔・・・・あっ・・・・・」
「ほらっ、声を抑えないとこっちを向いて優ちゃん」
心翔の方に首だけ向かせると心翔の唇で僕の唇を塞いで声が漏れない様にしてくれた。
それでも感じ過ぎて鼻から息が抜けて声が出そうになる。
僕の中では心翔自身がまた硬さを増して僕の感じる場所をユラユラと擦りあげている。
身体がガクガクと震えて立つ事さえ辛くなってくる。
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