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第7話 バレンタイン Side久登
ねっとりと僕自身に絡む舌が何かの生き物みたいに思えてくる程で僕の理性は完全に壊れてしまい正臣が与えてくれる快楽に身を委ねている。
「まっ・・・さぁ・・・もっと・・・・・ウウッ・・・いいの・・・・・」
正臣の頭を掴んで激しく腰を動かしてしまうけど正臣は止める事なく僕自身を喉の奥まで咥え込んで同じ様に頭を上下に動かしてくれる。
正臣の口の中気持ちイイ。
けれど何かが物足りない気がしてきて気持ちいいけどイケなくてもどかしい。
僕は正臣の頭から手を離して指を舐めて腰を少しだけ浮かして自分の蕾にそっと触れてみた。
「はうっ・・・」
気持ちがイイ。
物足りなさを感じていたのは蕾も欲しがっていたからだと気付いた。
僕はゆっくりと指を一本だけ蕾の中に沈めていった。
けれど指一本だけだと何やはり足りなくてもう一本挿れようとした時に正臣が僕の手を掴んだ。
「久登、してやるから感じてろ」
「正臣・・・・ああっ・・・・・イイ」
正臣が僕自身を咥えながら後ろの蕾に指をゆっくりと一本だけ挿れてくれただけなのに僕の身体は喜びでビクビクと勝手に動いてしまう。
蕾の中で正臣の指は僕の感じる場所を擦るから僕自身から何かが出る感じがして来る。
もしかして・・・トイレ?
「やぁっ、正臣。出ちゃうよ。トイレ・・・・・・」
正臣には聞こえてないのか指を2本に増やしてまた僕の感じる場所を擦る。
本当に出ちゃう。
漏らすなんて恥ずかしいから僕は必死に堪えた。
けれど我慢できずに3本目の指をゆっくりと挿れられ激しく感じる場所を擦られた時に僕はイキながら漏らしてしまった。
そのショックで呆然としていると涙が溢れ出てきた。
「久登、泣くな漏らしてないから、潮吹いたんだよ」
塩?
正臣はギュッと僕抱きしめて額にキスをくれた。
「分かってないな。よく言うだろう女の子が潮吹いたとか男でもあるんだよ。だから漏らした訳じゃないから泣くな久登。」
聞いた事はある。
漏らしてないの?
本当に僕は・・・・・・。
僕は安心して泣いてしまい正臣は泣き止むまで優しく僕を抱きしめていてくれた。
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