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第19話 もう少しで Side使颯

僕と賢吾は恋人同士になったのです。 けれど心配なのは、彼奴らが賢吾にしている事をどうしたら止めさせれるかという事。 で、僕は閃いたのです。 心翔君と優月君と仲良しだと思わせれば少しは賢吾に対する嫌がらせは無くなるんじゃないかって思ったんだ。 だから僕は賢吾に何も言わずに実行する事にした。 だって、話をしたら学校では関わら無いようにして欲しいとか言いそうだもん。 賢吾が側にいてくれたら僕はホモ扱いされてもいい。 大切な人を助けたい。 僕みたいな弱虫人間は、やられてばっかりかもしれ無いけれど卑怯だとか言われても賢吾は助けたい。 優月君なら理解してくれるかな? 今、一緒に住んでいる竹田君もクラスの人達にイジメられてたと聞いている。 賢吾も助けてもらえるかな? 悩んでいても仕方ないからお昼休みになったら賢吾を隣の教室に迎えに行くんだ。 イライラしながら授業を受けてようやくお昼になった。 よし! 僕は勢いよく席から立つと急いで隣の教室にやって来た。 えっと・・賢吾は・・・いた! 賢吾を見つけるとズカズカと教室に入って行くと周りの視線を感じてしまう。 そりゃそうだよね。 何しに来たんだ隣の教室からみたいな感じだよね。

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