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第22話 卒業

ご飯を食べ終えて暫くは普通の思い出話をしたり皆んながどうやって付き合うようになったかとかいろんな話をしていた。 そして僕の話をしたんだ。 「やっぱり、天使ちゃん泣いちゃったね」 「根はいい奴なんだよ。以前の学校での話を聞いたらあの性格になったのは少し理解できそうだ」 「うん。でも今は幸せそうに笑うから本当に良かったね」 「優ちゃんも幸せそうに笑うようになったと思うけど俺の思い過ごしか?」 寝ている僕の横で悪戯っぽく笑う心翔。 僕は心翔に出会ってからずっと幸せだよ。 「僕もすごく幸せだよ。ありがとう心翔」 「優ちゃん。愛してるよ」 「僕も愛してるよ心翔」 僕は吸い込まれる様に心翔の温かな胸に顔を埋めると優しく頭を撫でながら抱きしめてくれる。 抱きしめている手が僕の頬に触れると身体がビクッと反応してしまう。 僕は心翔を見つめると心翔の熱い視線で身体がポカポカと火照り出し胸の鼓動が早くなり出した。

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