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第21話 卒業

今、話しても良いのかな? また天使ちゃんの事だから泣き出したりしたらご飯を食べれなくなっちゃうよね。 「優月君は忘れん坊なの?それともバカなの?」 「使颯!言い過ぎだぞ!」 「だってぇ〜。覚えてないなんておかしいもん。バカなのは言い過ぎたよね。ごめんね優月君」 天使ちゃんはニッコリ笑って謝ってきたけど本当に悪いとか思ってるか分からないけれど僕はそれでも天使ちゃんを嫌いになれないんだ。 「えっと、僕の事を知らないのは天使ちゃんと賢吾君だけでだからご飯食べたら話すよ。それまでは楽しく過ごそうよ。」 「僕達だけ?いいのお話聞かせてくれるの優月君」 「うん」 「分かった。ご飯食べよう」 せっかくの楽しい夕食が僕の事で雰囲気を悪くするのが嫌だった。

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