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第6話 露天風呂 Side宇佐

冬空・・・。 俺は冬空が笑ってくれればそれで良いと思っていて普段は涼しい顔をしてあまり感情を表に出さない冬空が何かに苛立って乱暴に俺を抱いている。 冬空の顔を見ると今にも泣きそうな表情をしていた。 俺は冬空の頬にそっと手を伸ばして触れようとしたら手を掴まれて手の甲に口づけをされた。 「ごめん龍。乱暴にしてごめん」 「お前になら良い好きにしろよ」 冬空の瞳に涙が溜まり出して首を横に振ると深呼吸してから俺の額にキスをした。 その唇は少しだけ震えていて何か俺に伝えたいんだとわかる。 「やっぱり、龍に挿れて欲しいんだ。今・・・」 額と額をつけて俺の掴んだ手を強く握りしめる。 頑固で一回言い出したら何があってもやり遂げようとする冬空。 俺が折れるしかないかな冬空。 惚れた弱みだよな・・・・。 俺は小さい声で分かったと呟いた。

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