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第2話 ある日の出来事

薄いピンクの丸襟のシャツに襟の端にはワンポイントでブルースターが刺繍されている。 シャツの上から白のカーディガンを羽織っていて下はフレアスカートで白いスカートだった。 いくら膝丈だと言ってもスカートなんて着慣れてないからなんだか恥ずかしい。 それにレジャーシートに座るのもなんだか落ち着かなくて色んな体勢を試したけど風とか吹くとスカートの裾がめくれ上がるんじゃ無いかとヒヤヒヤしていた。 「優ちゃん。ちょっと足伸ばして座ってみてよ」 「何?こうかな?」 「うん。そのまま動かないようにな優ちゃん」 僕は心翔に言われるまま大人しく座っていると隣に座っていたはずの心翔が視界から消えて代わりに太もも辺りに少しだけ重みを感じた。 重みを感じた自分の太もも辺りを見ると僕を見上げて微笑んでいる心翔がいた。 へっ? あっ、これって膝・・・膝枕なの??? 「なんだよ優ちゃん。スカート気になんだろ?これなら何も気にならないだろ」 「ふひっ」 「パニクり過ぎだ。優ちゃん」 ふひって何? 変な声出ちゃったし恥ずかしいよ。 パニクり過ぎって一応女の子の姿にはなってるけれど周りに子供とか家族連れもたくさん遊んでる中でこんな膝枕なんて恥ずかしすぎるよ。 顔が熱くてドキドキも止まんないよ。

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